見城美枝子とさよならの夏
見城美枝子とさよならの夏というタイトルで、記事を書きたいと思います。
調べれば調べるほど、多彩な才能を発揮されている見城美枝子!なんと「さよならの夏」というレコードまで出しているそうです。1946年生まれの見城美枝子、この年代の女性の中では、かなり多くのことを経験され、そして実現もされてきたのではないかと思うと、いわゆるキャリアウーマンの走りだと言ってもいいかもしれません。そんな見城美枝子が発売しているさよならの夏というレコードは、1975年6月25日に、ユニオンレコードから発売されています。さよならの夏のジャケット写真は、なんとグラビアアイドルもびっくり!見城美枝子のビキニ姿です!赤いビキニを着た見城美枝子の、健康的なイメージが印象に残るジャケットとなっているさよならの夏、この歌は、原曲がロジャー・ウィッカーという、ケニアのシンガーソングライターが歌っているものを、見城美枝子が歌詞を訳して歌っています。さよならの夏は、原曲では「THE Last Farewell(ラスト・フェアウェル)というタイトルです。そして、この原曲は、エルビス・プレスリーのアルバム「メンフィスより愛をこめて」に収録されている曲と同じものだそうです。さよならの夏は、TBS系で放送されていた「おはよう720-キャラバンⅡ」のテーマ曲でした。見城美枝子の出演していたこのおはよう720の数字は、7:20という意味です。そう、朝7時20分から放送されていたので、この数字が使われているそうです。その後、放送時間が7:00となって、同じように700に変更されたそうですよ。レコードをご存じない方もいらっしゃるかもしれませんね。CDなどに変更になる前は、音楽はレコードで聴くものでした。そして、レコードはA面とB面と呼ばれていて、このさよならの夏はA面でした。B面は、「誰もいない海」というタイトルの歌で、これはトワ・エ・モワが1970年代にヒットさせた歌だそうです。名前を聞くと、外国の人?と一瞬思いますが、2人組の、日本の歌謡ポップデュオなんですよ。私もこの記事を書くまでは、外国人の歌手かなと勘違いをしていました。1969年に結成されて、1973年には解散してしまいましたが、1998年に再結成されているようです。
見城美枝子は、このさよならの夏のB面を、一緒に司会をしていた五木田武信と一緒にデュエットで歌っています。
このさよならの夏のB面に収録されている誰もいない海は、越路吹雪も当時競作として歌っているそうですよ。何故越路吹雪が?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。実は、これを作曲したのは越路吹雪の夫だという縁が関係しているそうです。なるほど、夫が作った曲を、妻が歌う、なんだかとても素敵な関係だなと感じさせられますね。ちなみに、見城美枝子の歌ったさよならの夏は、あまりヒットしなかったそうですが、番組を見ていた視聴者の中には、この曲を懐かしく覚えている方もいらっしゃるようです。このさよならの夏を、現在ネットいう便利なものが出来たため、ユーチューブで聴くことが出来ますが、私も興味を持って聴いてみました。個人的感想ですが、本職が歌手ではありませんから、どこか学校で歌う合唱のようなイメージを受けました。綺麗な声をしている見城美枝子の歌声、ご興味があればユーチューブで探してみてください。
この記事を読んで、懐かしい!さよならの夏覚えている、歌詞ってなんだっけ?などと色々と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。それではここから、見城美枝子が訳詞をした、さよならの夏の歌詞を少し見ていきますね。
私の愛した夏よ、あの夏のときめきよ、優しい腕に抱かれて、時がめぐっていった。あなたは帰っていく。さよならの夏の恋いよ。「Oh Love Is Beautiful、忘れないわこころとかした恋よ(繰り返し)」私を見つけた夏よ、あの夏のきらめきよ、重ねたグラスの中で夜が燃えていった「繰り返し」、2人で過ごした夏よ、あの夏のゆらめきよ、1人の朝にはいつも思いでが目覚めるの「繰り返し」
ネットで調べてみると、この見城美枝子の歌ったさよならの夏は、中古品で1,809円(税込み)でした。発売された時の金額は600円ですから3倍の値段がついています。そんなにヒットしなかったため、市場に多く出回っていませんから、意外といいお値段がするのですね。レコードは、集めるマニアもいるくらいですから、本当に好きなコレクターにとってはお宝でしょう。私も昔、よく下北沢や都内のレコード屋巡りをしましたが(友人にくっついていっただけで、私自身は詳しくありません)、あの世界観、とても独特でした。ジャケ買いという買い方をする人達もいるのですが、このジャケ買いとは、海外のアーティストなどの曲は、歌詞も理解できないですが、いわゆるその人の直感力を頼りに、いい感じの好みに合うと感じるレコードジャケットの印象だけでそのレコードを買うという方法です。意外と自分の感性にあうものと出会えたりする不思議な買い方ですが、芸術や歌は、インスピレーションで創造される部分の多いので、頭を使って選ぶよりも感性に近いものが手に入る、ちょっと面白い買い物方法でもあります。
見城美枝子のさよならの夏、他にもどこかで手に入るのどうか探してみましたが、ヤフオクに出品されていました、値段は300円、どうやって手に入れるかは、欲しい人次第ですね。
さよならの夏という歌を発表している見城美枝子、知性派でありながら、ビキニ姿まで披露しているとは、まったくもって驚きました!